トヨタ流A3の極意~一目で伝わる資料作成講座~
テーマ:
トヨタ流カイゼン(問題解決)ビジネススキル・マネジメント
対象者:
管理職部長・課長係長・主任中堅社員若手社員
本研修は、単なる資料作成ではなく、組織の意思決定と実行効率を高めるための人材育成プログラムです。職場風土の中で大切にされてきたトヨタ流A3の極意を余すところなくお伝えします。
研修後半に「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」を活用したアウトプット演習を行い、受講後すぐに自業務で使えるスキルを習得します。トヨタ流問題解決8ステップの理解を実践的に深めたい方にもおすすめの研修です。
研修概要
- 受講対象
- 若手社員・中堅社員・管理職
- 受講定員
- ~20名
- 研修日数
- 3時間
- 受講方法
-
・集合形式(対面)
・オンライン形式(Zoom)
※他のWEB会議システムは要相談
トヨタ流A3とは?


トヨタでは「A3文化」が職場に根付いていますが、これは全ての資料をA3用紙で作成することを意味するわけではありません。A4でもPowerPointでも、限られた時間で相手に「きちんと伝わる」ことが大切です。本研修では問題解決8ステップを軸にしながら、具体的にどうすれば一目で伝わる資料になるのかをお伝えします。
本研修のテーマ
「60秒で伝えたいことをきちんと伝わるようにする」をテーマに、「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」を用いて、再現性のある資料作成トレーニングを行います。より効率的な資料作成を学び、個々のスキルを磨くことで、組織全体の共通言語化と生産性向上を目指します。
こんな組織・人におすすめ
- トヨタ流のA3資料に興味関心がある方
- 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
- eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方
よく寄せられるニーズやお悩み
「何を伝えたいのか、わからない」社内資料がよくあり、改善したい
資料は「読み手」のために存在します。しかし、ついつい読み手のことを忘れて、「自分」のために作成しがちです。すると、ついつい文章も「自分が分かればよい」となり冗長になります。
「読み手に何を伝えたいのか」「読み手にどうして欲しいのか」を明確にすることが資料作成の入り口です。
自分なりの考えを筋道立てて論理的にまとめるコツが知りたい
論理的に物事をまとめ・伝えるには、ちょっとしたコツがあります。実は簡単なことですが、独学ではなかなか習得が難しいのも事実です。しかし、一度身につければ一生もののスキルとなるため、ぜひこの機会に本講座で習得しませんか。
情報を整理して表現することが苦手で、文章が長くなってしまう
短い表現できちんと相手に伝えるには、「ロジカルシンキング」「箇条書き」「図表化」といったテクニックを学ぶことでレベルアップできます。「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」でも、これらについて詳しく解説しています。
研修を受講するメリット
トヨタ流A3のポイントを短時間で効率的に習得できる
問題解決8ステップ、ロジカルシンキング、セルフチェックといった要素を組み合わせ、トヨタの「A3文化」のエッセンスを3時間に凝縮。ストーリー構成、論理的な要点の絞り込み、関係者の巻き込みなど、明日から即使える実践的なスキルを効率的に習得できます。「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」を活用することで、上司や先輩に相談する前にメンバー自身で資料を自律的に改善できるようになります。
問題解決8ステップの理解を実践的に深められる
本研修では、まず「創作日本昔話」を題材に、トヨタ流問題解決の8ステップ(①問題の明確化、②現状把握、③目標設定、④要因解析、⑤対策立案、⑥対策実行、⑦効果の確認・評価、⑧標準化と維持管理)をわかりやすく解説します。その上で、資料作成演習に進むため、初めての方でも安心してご受講いただけます。受講者参加型で、実践を通して楽しく学べる研修です。
組織全体の生産性向上と、次世代への伝承につながる
本研修で得られるスキルは、個人の資料作成能力向上に留まりません。トヨタ流A3、問題解決8ステップを学ぶことで組織全体のコミュニケーションの土台となる共通言語が生まれ、資料作成にかかる無駄な時間や手戻りを削減。意思決定の迅速化をサポートします。さらに、わかりやすい資料にまとめて記録・保存することで、後輩や次世代へ伝承しやすい風土を醸成し、組織全体の生産性向上に貢献します。
基本カリキュラム
1.トヨタ流A3の全体像
・資料の目的、「相手に伝わらない資料は意味を成さない」
・その資料は60秒で説明できますか?
2.トヨタ流問題解決8ステップとは
・「創作日本昔話」を題材に、8ステップを学ぶ
3.A3資料作成(基礎編)
①物語化:伝えたいことをストーリーで組み立てる
②必要なものを必要なだけ:ロジカル&箇条書きで要点を絞り込む
③トルネード化:周りを巻き込んで一気呵成に進めていく
4.A3資料作成(実践編)
・資料作成の4ステップ
・「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」を用いた実践演習
(資料作成~セルフチェック~グループ討議)
研修で目指すゴール


資料作成における「読み手視点」の重要性を理解する
短い時間で誰もが一見してわかる資料で表現するためには、相手の理解度と経験領域に応じた情報提供が不可欠です。例えば、実務を行わない役員クラスへの決裁書を作成する場合、専門用語を避け、数値データはグラフで見せるなど、一目で意図が伝わる工夫が必要です。相手の解像度をどこまで高めるべきか、その解像度に合わせてどのような情報を盛り込むべきかを、具体的かつ実践的にレクチャーいたします。
A3資料作成の基本を習得し、自業務で活かす
本研修の狙いは「60秒で相手に伝わる資料づくり」です。A3資料作成の基本(①物語化、②必要なものを必要なだけ、③トルネード化)を学び、資料作成スキルを磨きます。さらに「トヨタ流A3 セルフチェック30(小冊子)」の演習により、日々の業務で作成した資料を客観的に評価し、改善する力も身につけられます。
トヨタ流A3がもたらす効果を通じて、生産性向上に貢献する
社員の方々が共にトヨタ流A3を学ぶ研修の場を設けることで、資料作成工数の削減、問題解決プロセスの理解向上、共通言語化など、様々な効果が期待できます。また、A3という限られたスペースの中で重要なポイントを絞り、新しい仕事のたびにこれを繰り返すことは、何が一番大切なのかを常に考える訓練となり、仕事の品質のブレを防ぎます。これらの効果は個人のスキルアップに留まらず、組織全体の仕事の質向上とスピード化をもたらします。
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