【3時間研修】プロジェクト管理(チーム活動)の基本

メンバーの意欲と行動を引き出すプロジェクトマネジメント

プロジェクトはメンバーを上手く巻き込めるか否かが、チームの生産性や一体感に大きく影響を与えます。
ただし、実際には
「メンバーに任すよりも自分でやった方が早いけど…」
「メンバーがなかなか前向きに動いてくれない…」
「メンバーをOJTで育てる? 具体的に何をするのか…」
などリーダーは様々な悩みを抱えがちです。
この講座では、プロジェクトマネジメントにおけるメンバーの巻き込み・動機づけのスキルを学びます。

本研修のテーマ


プロジェクトマネジメントには、大きくタスク面(品質・効率の維持向上)と対人面(意欲と行動を引き出す)の両面があります。この研修では対人面のプロジェクトマネジメントの基本を学びます。 「プロジェクトの立ち上げ時に何をメンバーと共有すると良いか」「業務を指示する際に、前向きに受け止めてもらうために、どのように声をかけるとよいか」「良い結果を出したメンバーに、どのように誉めると効果的か」など、メンバーの意欲と行動を引き出すための関わり方を学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • 対人面におけるプロジェクト管理(メンバーマネジメント)の基本を習得したい方

  • メンバーを活かしながら成果をあげることが期待される新任リーダー、新任マネジャー
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

リーダーを対象に、チームのまとめ役として必要となる基本スキルを養いたい

担当領域の知識・スキルに長けている方、経験豊富な方がリーダーになることが多いと思います。しかし、リーダーは自分が動くことに加えて、メンバーに動いてもらうことが大きな役割です。
「いかにメンバーに前向きに動いてもらうか」…これをテーマに考えていきます。

メンバーが前向きに仕事に取り組んでくれない

メンバーへの仕事の指示の仕方で、メンバーの動きは大きく変わります。
「これやっておいて、誰でもいいから」「部長がやれっていっているからやっておいて」など言われても、前向きには受け止めることができません。

効果的な誉め方、叱り方を知りたい

誉めながら、ついつい次の仕事の依頼をしてしまう時があります。また単に「すごいね」と言われても、何を誉められれているか分かりません。
叱ることもストレスの要ることですし、ついつい避けがちです。しかし時にはリーダーは厳しく指摘することも大切です。

研修を受講するメリット

対人面のプロジェクトマネジメントのポイントを短時間で効率的に習得できる

「いかにメンバーを巻き込むか」「いかに前向きに動いてもらうか」という対人面のマネジメントのポイントを学びます。
プロジェクトリーダーのみではなく、一般の管理職でも必要な部下マネジメントの考え方を学びます。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

研修では理論的な考え方ではなく、実際場面でどのようにメンバーに指示をするのか、どのような場面でメンバーに関わるのかという具体的な取り組み方を学びます。
メンバーとの接点で必要な、リーダーとしての部下マネジメントを具体的に学ぶことができます。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、ケーススタディを交えて進行します。ケースは身近なケースですので、自分に当てはめて考えることができます。
またグループ討議や全体発表など受講者の方にも発言する機会が多くあり、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■スタート時にメンバーを巻き込むために
  問題意識 ~事実と意見を分ける~
  目的・目標・成果物 さらには 前提条件・制約条件
  メンバーにとっての意味づけ

■メンバーに指示をするときに
  任すと丸投げ
  成果物のみ指示せず、目的・目標も明確に
  仕事として、成長機会として指示する

■メンバーに前向きに取り組んでもらうために
  上手くいった時こそ、プロセスを会話する
  誉めると叱る
  タイプ別動機づけ

研修で目指すゴール

プロジェクトを立ち上げる際に大切なポイントを理解する

メンバーに漫然と問題意識を伝えても、なかなかうまく伝わりません。また、どうしても「何をするのか」というアウトプットから仕事は始まりがちです。
まずは、プロジェクトの立ち上げ時にどのように背景や目的を伝えるかというポイントを学びます。

メンバーが前向きに取り組んでもらうための依頼の仕方のポイントを理解する

メンバーに指示をして業務を任せるのはリーダーの役割です。しかし、ついつい「これやっておいて」という一方的な指示をしがちです。
どのように仕事を任せて前向きに取り組んでもらうのかという業務指示の仕方を学びます。

メンバーと一体感を持って活動を進めるためのポイントを理解する

仕事が忙しくなるとコミュニケーションの機会が減り、どうしてもトラブル対応などマイナスの会話が多くなりがちです。しかし一体感を持つには、前向きな会話を増やすことが大切です。
そこで、メンバーと前向きな会話を増やす重要性や「誉める」際のポイントなどを学びます。

受講者の声

【3時間研修】ファシリテーション(会議の進め方)の基本

ファシリテーションの狙い

ファシリテーションとは、ミーティングの進行役として、多様な意見を引き出し、意見交換を促すことで、最適かつ皆が納得できる結論を導くことです。
ファシリテーションスキルを習得すると、多様な参加者の意見から質の高い結論を導く「相乗効果」、皆が納得する結論を導く「合意形成」、短時間でゴールに導く「時間短縮」、さらには決めたことが確実に実践される「決定事項の実践」に役立ちます。

本研修のテーマ

会議の進行役として、「だらだらと進み、時間ばかりかかる」「様々な意見が出て、なかなか合意に至らない」「結局、何が決まったかが分からない」・・・といったお悩みをお持ちの方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。昨今は、テレワークの普及により、従来以上に会議の生産性向上が求められています。
会議を上手く進めるポイントは「デザイン」と「ファシリテーション」です。
本研修では、「事前のデザイン」「その場での進行(ファシリテート)」の視点から、質の高い会議の進め方の基本を短時間で効率的に学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • 質の高い会議の進め方の基本を習得したい方

  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

次世代リーダーを対象に、会議の進行役で必要となる基本スキルを養いたい

会議とは「メンバーの納得を得ながら、最適な結論を導く」ことが求められます。言い方を変えると「メンバーの意欲と行動を引き出すスキル」であり、リーダーとなる方には必須のスキルです。
この会議の進め方の基本を短時間で効率的にお伝えします。

会議のムダを減らし、生産性を高めたい

「ダラダラした会議」「何も決まらない会議」「一部の人のみが発言している会議」…このような会議は時に見られます。
「一定時間内で、最適な結論を、皆の合意のもと導く」といった会議の進め方の基本をお伝えします。

会議で決まったことがきちんと実行されないことが多い

1時間の会議で、59分まで会議を続け、次の会議室の予約者が来てバタバタと終了、ということが時にあります。
会議は「終わり方」も重要です。「決定事項の確認・決まったことは守ることの確約・残課題の対応方法」を最後に行うことが大切です。

研修を受講するメリット

質の高い会議を運営するためのポイントを短時間で効率的に習得できる

まずは発言量を多くする。そして活発な意見交換を促す。最後には合意を得る。この流れを上手く進めるための会議の進行のポイントを学びます。
理論・理屈ではなく、すぐに活用できるスキルに絞ってお伝えし、実践のイメージを持っていただきます。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

会議に1日のどれほどの時間を割いているでしょうか? 3人以上の会話は会議、と捉えると相当の時間のはずです。またリモート環境下では、さらに会議の時間が増えている話も良く聞きます。
様々な会議を事前にデザインし、進行をファシリテートするスキルをポイントを絞って学びます。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、ロープレ演習を交えて進行します。実際に司会役、板書役を体験していただき、あるテーマについて議論する会議を進行していただきます。
体験から学ぶ流れになっており、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■会議におけるムダ
■事前準備(デザイン)と場の進行(ファシリテート)
■会議のデザイン
 ・スタート・ゴール
 ・論点
■会議のファシリテート
 ・発言量を増やす
 ・意見交換を促す
 ・合意へと導く

研修で目指すゴール

会議を上手く進行するための事前準備の重要性を理解する

会議は冒頭3分のマネジメントで決まります。最初に「目的・ゴール・論点」を伝えて、参加者の合意を得ることが重要です。
そのためには「事前準備」が重要ですが、その事前に行うべき会議のデザインの考え方を学びます。

特定な人に偏らず多様な意見を引き出し、意見交換を促すことができる

研修では質問・共感のスキルに加えて、展開のスキル・板書のスキルなどを学びます。これらの基本的なスキルを用いるだけでも、多くの意見を引き出すことができます。
このように、まずは「活発な意見交換」を行うために必要なスキルを学びます。

皆が納得する結論を導く合意形成のスキルを習得する

活発な意見交換ができていても、論点からズレていたり、なかなかまとまらないと時間がどんどんすぎていきます。
そこで「合意形成」のスキルを学びます。「何が対立しているのか?」「どのような順で合意を得ていくのか?」といった合意形成の流れを学びます。

受講者の声

【3時間研修】プレゼンテーション(話し方)の基本

プレゼンテーションの目的

自己紹介・会議・商談等、ビジネスではプレゼンテーションの機会が多々ありますが、プレゼンテーションの目的を意識したことはなく、先輩の見よう見まねで行っているという方も多いのではないでしょうか。プレゼンテーションの目的は、「相手に納得し、動いてもらう」ことです。「自分が伝えたい内容を主張する」こととは意味合いが異なります。目的の正しい理解が、プレゼンテーション上達に繋がります。

本研修のテーマ

分かりやすいプレゼンテーションのポイントは、「話し方」「構成」「資料」です。「相手に納得し、動いてもらう」ためには、資料の文章をただ読み上げるだけでなく、話し方や構成の要素が不可欠です。 本研修では、「話し方」「話す順序」「プレゼン資料」の視点から、相手に伝わりやすい話し方の基本を短時間で効率的に学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • 相手に伝わりやすい話し方を習得したい方
  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

今後、会議で説明を行う機会が増える次世代リーダーのプレゼンテーションスキルを強化したい

リーダーの話の仕方次第で、メンバーは理解度や行動への意欲は決まります。さらには何よりリーダーの印象さらには評価が決まります。
いかに分かりやすく伝え、さらには聞き手に印象付ける話し方のコツをお伝えします。

人前で話すことが苦手で、プレゼンテーションに自信がない

プレゼンテーションとは「かっこよく話す」ではありません。自分中心のプレゼンでは相手に伝わりません。
プレゼンは「いかに相手に伝えるか」が問われます。主役は「聞き手」なのです。話すのが苦手な方も、相手に伝わる話し方を学び、活かせるようにします。

プレゼンテーションを基礎から教わったことがなく、改善点がわからない

人は皆、自分の話し方の「癖・スタイル」があります。もちろん活かしてほしいことが多いと思いますが、一方では我流であったり、直したい癖もあると思います。
短時間の研修ですので、基本的なことに絞ってお伝えし、すぐに活かせるプレゼンのスキルを学んでいただきます。

研修を受講するメリット

分かりやすいプレゼンテーションのポイントを短時間で効率的に習得できる

プレゼンテーションは「話し方」に加えて、「話の内容(構成)」「資料(プレゼンスライド)」も重要となります。この3つがプレゼンの要素です。
この3点におけるすぐに活かせる基本的なスキルを、ポイントを絞ってお伝えします。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

プレゼンテーションとは、演題で話すイメージがあるかもしれませんが、「人前で話す」ことは全てプレゼンテーションです。会議や報連相の場面も同様です。
日々の会話の中で活かせる実践的なスキルをポイントを絞ってお伝えします。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、実際にプレゼンしていただく演習を通じて学びます。学んだことをすぐに活かしてみることで、体験的に学びます。
またグループ討議やロープレ演習を通じて、受講者の方にも発言する機会が多くあり、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■分かりやすい話し方
■話し方の基本
・アイコンタクト、姿勢
・間の重要性
■分かりやすい構成
・結論を先に
・ピラミッドストラクチャー
■プレゼン資料
・聞き手の道標
・図の作成、配色

研修で目指すゴール

プレゼンテーションの目的を正しく理解する

プレゼンテーションの主役は「聞き手」です。聞き手に何を伝えたいのか、どうなってほしいのか、というプレゼンの目的を明確にすることがスタートであることを学びます。
そのうえで、どのように伝えるのかのシナリオを組み立て、分かりやすい話し方で伝える方法を学びます。

特に会議、報連相の場面では「結論ファースト」を意識した話し方ができる

短時間で相手に伝えるためには「結論ファースト」であることが求められます。結論→理由の順で話すことで、相手の理解を早めることができます。
結論ファーストで伝えるための手法として「ピラミッドストラクチャー」を学び、演習を通じて実際に活用するイメージを持つことができます。

読み手目線に立ったプレゼンテーション資料作成のコツを習得する

プレゼン資料は「読ませる」ものではなく、「眺めさせる」ものです。今何を話しているかを案内するガイドであり、メインのは内容はあくまで「プレゼン」です。
そのようなプレゼン資料の作成の基本を学び、「話し方」と合わせてより伝わるプレゼンの基本を学びます。

受講者の声

【3時間研修】資料作成の基本 -トヨタ流A3資料作成術‐

トヨタ流A3資料とは?

トヨタには企画書や報告書などの資料を、A3用紙1枚で作成する文化があります。新入社員の時からA3の紙1枚にまとめ、限られた時間で説明する訓練を繰り返すことにより、「考えをまとめ、相手にわかりやすく伝える力」を磨きます。仕事の質と効率を高めるために、組織全体で実践されています。

本研修のテーマ

①の「問題解決ステップ」は課題の大きさや性質を問わず、問題解決を可能にするトヨタ独自の手法です。
本研修では、②「A3」と③「資料作成術」の部分に焦点を当て、「読み手のストレスを減らし、シンプルに伝える」ための資料作成の基本を短時間で効率的に学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタ流のA3資料に興味関心がある方
  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

「何を伝えたいのか、わからない」社内資料がよくあり、改善したい

資料は「読み手」のために存在します。しかし、ついつい読み手のことを忘れて、「自分」のために作成しがちです。すると、ついつい文章も「自分が分かればよい」となり冗長になります。
「読み手に何を伝えたいのか」「読み手にどうして欲しいのか」を明確にすることが資料作成の入り口です。

自分なりの考えを筋道立てて論理的にまとめるコツが知りたい

筋道立てて、論理的に伝えるにはピラミッドストラクチャーが有効です。理由は以下の3つです。
1.結論を先に示すことで、読み手の理解が早まる
2.その理由を続いて伝えることで、納得感が高まる
3.さらに理由の数を先に伝えることで、安心感が高まる。
以上3つの理由により、ピラミッドストラクチャーが有効です。(これも、その活用例です)

情報を整理して表現することが苦手で、文章が長くなってしまう

小学校の時に「原稿用紙10枚書きなさい」という宿題が良くありました。我々は長い文章を書く教育をずっと受けてきたのです。
しかし、ビジネス場面は逆です。いかに「短く、シンプル」に伝えるかが問われます。同じ情報量であれば、短い文章の方が良いのです。

研修を受講するメリット

トヨタ流のA3資料作成のポイントを短時間で効率的に習得できる

「A3一枚にまとめる」ことで、読み手に全体像が一目で伝わります。全体が見えることで、流れをイメージしたうえで資料を読むことができます。
さらに紙面が限られますので、情報の取捨選択が求められます。本当に必要な情報を構造的に整理する…これがトヨタのA3資料のポイントです。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

文章を書くことに1日のどれほどの時間を割いているでしょうか?資料作成のみではなく、資料のチェックやさらにはメール作成も含めると相当の時間のはずです。
文章作成術を高めることは、自身の時間を効率的に使うとともに、相手に的確に伝えることで仕事の生産性を高めることに大きく貢献します。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、演習を交えて進行します。実際に資料の一部を作成していただき、体験を通じて学びます。
またグループ討議や発表を通じて、受講者の方にも発言する機会が多くあり、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■分かりやすい資料
■トヨタのA3資料
■資料作成のステップ
1.目的を明確 にする
2.ストーリーを考える
3.主張を明確にする
4.文章を整える
5.視覚効果を高める

研修で目指すゴール

資料作成における「読み手視点」の重要性を理解する

資料作成の入り口は「読み手を明確にすること」です。読み手が「関心の高い人・低い人」「前提の理解がある人・ない人」により、作りこみの度合いが変わってきます。
さらには読み手に「理解して欲しい・行動して欲しい・判断して欲しい」により内容も変わります。この「読み手」を意識して資料作成する重要性を学びます。

トヨタ流のA3資料作成がもたらす、仕事の質・効率への効果を学ぶ

全体像を分かりやすく伝え、必要な情報のみを構造化して伝えることで、仕事の質を高めます。また、A3一枚なので作成側も読み手側も短時間で済み、仕事の効率を高めます。
このような仕事の質と効率を高めるA3資料作成術を学びます。

わかりやすい資料作成のための5つのステップを習得する

はじめに(1)目的を明確にし、(2)ストーリー(タイトルの流れ)を考える。そして、(3)タイトルごとの主張を明確にし、(4)文章を整えます。最後に(5)視覚効果も工夫します。
この基本的な5つのステップを習得し、仕事で活かすイメージを持っていただきます。

受講者の声

【トヨタ流仕事のカタ】講演形式トヨタ流仕事のカタ とは?(概要)

トヨタ流仕事のカタとは?

トヨタの強みのひとつは「仕事の進め方」と「それを実践できる人材」にあると言われています。
技術職・事務職向けには問題解決ステップ(カイゼン)や自工程完結など形式知化されているものもありましたが、一方で暗黙知になっていることも多々ありました。
そこでトヨタ流の仕事の考え方や視点、手順を「段取り・実行のカタ」「改善のカタ」「改革のカタ」「革新(価値創造)のカタ」の4つのカタとして体系化し、日々の仕事で活用できるようまとめ上げました。
『トヨタ流仕事のカタ とは?(概要)』では4つのカタの概要を、かつてトヨタ自動車に在籍し、現在もグループ会社を含めて研修やコンサルティングに従事している講師が、自身の体験談も含めて講演形式でお伝えします。
*ご注意: 本講座では実践ツールの提供はありません。

仕事の流れと4つのカタの全体像

仕事の流れ

仕事の基本はPDCAです。
P(PLAN)の段階では、上司や先輩から仕事を付与されることが多いと思います。そしてその仕事に対して計画を立てます。計画を立てる段階では二つのことを行います。まずは何のために何をどうするのか?ということを明確にします。
つまり企画のフェーズです。さらに実行計画、すなわちスケジュールを作成します。
D(DO)の段階では、実行途中で起きた問題を解決しつつ、計画に沿って仕事を実行します。
C(CHEK,ACTION)の段階では、仕事の成果と取組み過程を振り返り、標準化と横展を行います。

4つのカタ

本研修では仕事の4つのカタの概要を講演形式でお伝えします。
技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行のカタ』。このカタはすべての基本です。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善のカタ』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革のカタ』、そして新しい価値を創造する『革新のカタ』です。本講義ではそれぞれの形の特徴や概要を学んでいただけます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタの強みとなっている技術職・事務職の仕事の進め方(考え方や視点、手順など)を活用したい方(新入社員を除く全職層)

  • スピーディな仕事の実践のために、時間の使い方を見直したい方
  • トヨタ流仕事のカタに興味関心があり、社内の講演会や研修を検討されている事務局の方

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流仕事のカタに興味があり、研修の導入を検討しているが、先ずは事務局として概要を理解したい

トヨタ流仕事のカタは、以下の4つで構成されています。

  • 段取りを重視した仕事に適用できる「段取り・実行のカタ」
  • 不具合やトラブルなどの問題を解決するための「改善のカタ」
  • 自ら課題を創造し、これまでのやり方に囚われない自由に発想で解決していく「改革のカタ」
  • 新しい価値を持った商品やサービスを生み出すための「革新のカタ」

本講演では、4つのカタのそれぞれの特徴について、短時間でポイントを絞って解説を行います。

限られた時間の中でスピーディに成果を出したい

限られた時間の中でスピーディーに成果を出すためには、考える時間をできるだけ短縮し、やり直しを減らすことが求められます。具体的な仕事の内容は異なっていても、スピーディーに成果を出すための共通の考え方や視点、手順があります。本研修では仕事のタイプを4つに分類し、それぞれのカタ(タイプ)の考え方や視点、手順の概要をお伝えします。さらにカタごとにそれらを習得していただける研修も準備しており、一人ひとりの仕事の内容に合わせて選択していただけます。

テレワークにおける仕事の進め方に不安がある

テレワークでは相手とのコミュニケーションの機会が減少するため、仕事の進捗に問題が出る可能性も高くなります。そこで従来と比較してより効率的に仕事を指示するとともに、途中での的確なアドバイスをすることが重要になります。仕事のカタは仕事を進める上での考え方や視点、手順を明確にしたものであり、それらを活用することでテレワーク環境においてもより効率的に仕事を進めることができます。

研修を受講するメリット

トヨタ流の仕事の進め方(概要)を短時間で効率的に把握できる

トヨタの仕事の進め方を4つに分類し、それぞれの考え方や視点、手順をお伝えしますので、仕事にはどのようなカタ(タイプ)があるのか?自分の仕事はどれに当てはまるのか?どのような考え方や視点、手順で行えばよいのかを理解していただくことができます。さらにタイプごとにそれらを習得していただける研修(実践編)も準備しており、ご自身の仕事の内容に合わせて選択していただけます。

自分の仕事の進め方を改めて見直し、改善点への気づきを得ることができる

仕事の形では上手な仕事の進め方を4つのカタ(タイプ)に分類し、それぞれに応じた考え方や視点、手順を提供しております。ご自身がこれまでの仕事を進める中で学んできたことを再確認できるとともに、体系的に理解することでより応用の幅を広げることができます。さらにご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講していただくことで、実際の仕事の中で考え方や視点、手順を活用することができるようになります。

仕事を論理的に考える力を向上できる

仕事のカタを活用すれば、仕事の内容に合わせてステップを踏んで考えを整理することができます。仕事のカタでは各ステップでの論理的な整理、ステップ間での論理的なつながりを重視しており、自分自身の考えに自身が持てるようになり、提案内容も説得力のあるものになります。本講義で概要を把握していただいた上で、ご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講されることをおすすめします。

基本カリキュラム

【トヨタ流仕事のカタ】講演形式トヨタ流仕事のカタとは?(概要) 基本カリキュラム

項目 内容 研修のポイント

時間
(目安)

1.はじめに 本日の目的 ・トヨタ流仕事のカタ開発の経緯 5分
2.一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つのカタ

①一般的な仕事の流れ(PDCA)
②トヨタ流4つのカタ
③改善・改革・革新の違い

・PDCAサイクルを回すための4つのカタとは?  10分

3.段取り・実行のカタ

①仕事の基本となる「段取り・実行のカタ」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 25分

4.改善のカタ
「問題解決ステップ」

①問題を迅速に解決する「改善のカタ(問題解決ステップ)」の概要、(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

5.改革のカタ
「課題解決ステップ」

①改革を実現する「改革のカタ(課題解決ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

6.革新のカタ
「価値創造型事業(商品)企画ステップ」

①新しい価値を持った商品・サービスや事業を企画する「革新のカタ(価値創造型事業(商品)企画ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど)

・提案が通らない3つの壁
・革新のカタの特徴

10分
7.まとめ

①本日のまとめ
②質疑

  10分

研修で目指すゴール

一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つの形の違いを理解する

技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行のカタ』。このカタはすべての基本です。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善のカタ』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革のカタ』、そして新しい価値を創造する『革新のカタ』です。それぞれの形の特徴を理解していただきます。

4つのカタで考えるべき重要な視点と特徴を学ぶ

4つのカタそれぞれに対して、上手に仕事を進めるための考え方や視点、手順を理解していただきます。ご自身の経験と照らし合わせながら振返っていただくとさらに理解が深まります。

仕事におけるコミュニケーションの重要性を理解する

「仕事のカタを活用したコミュニケーション」によって考え方や視点、手順が共通言語となり、お互いのミスコミュニケーションを減らすことができます。「仕事のカタを活用したコミュニケーション」がなぜ有効なのか、どのように行えばよいのかを理解していただきます。

受講者の声