【3時間研修】業務改廃の上手な進め方

トヨタ流業務改廃とは?

業務改廃とは業務改善手法の一つであり、何らかの目的のために、現在の業務の工数を削減することです。製造過程におけるムダを排除し、現場の作業効率と生産性向上を実現するために編み出した「トヨタ生産方式」が広く知られていますが、事務部門においても業務や作業を効率化し、生産性向上や品質向上・原価低減を実現させています。その手法は製造部門以外にもご活用いただけます。

業務改廃の目的

業務改廃の実践には、その目的に合わせた進め方が重要です。

<業務改廃の目的>

昨今、テレワークの導入が進み、働き方は大きく変化しました。
本研修では、多くの人が課題に感じている業務改廃の上手な進め方を短時間で効率的に学びます。業務改廃の基本的な手順を身につけたい方におすすめの研修です。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタ流の業務改廃に興味関心がある方

  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

業務改廃の進め方がわからない

業務改廃と一言で言っても、様々な目的があります。重点課題へのリソーセスシフト、残業時間低減などそれぞれの目的に合った進め方が重要です。そこで業務改廃の具体的な進め方をわかりやすく体系化しました。職種を問わず活用していただけると考えております。

忙しすぎて業務改廃に手を付けられない

業務改廃の難しさは、忙しい中で進めなければならないということであり、いかに効率的な手順を踏んで進められるかがカギとなります。そのためには、業務改廃の目的を明確にし、改廃の具体的な実践アプローチ(タイプ)を選択することで、スピーディーに改廃を進めることができるようになります。

仕事が増えるばかりで「廃」が進まない

スタッフの仕事は目に見えないため、負荷がわかりにくいという特徴があります。結果として仕事が増え続けるという状況になりがちです。また、やらないよりはやったほうが良いという仕事も多くあり、それが「廃」を妨げている要因のひとつになります。メンバーと一緒に「廃」の候補となる仕事を洗い出し、これまでのしきたりに囚われず、管理者自らが「決断」することが重要です。

研修を受講するメリット

トヨタ流の業務改廃のポイントを短時間で効率的に習得できる

これまでの職場での業務改廃の取組みや進める上での課題などをふまえて、業務改廃の考え方や具体的な進め方を体系化し、研修プログラムとしてまとめました。業務改廃の定義からはじまり、目的、改廃のためのアプローチ、改廃のヒントなどをお伝えします。即実践につなげていただける内容となっております。

ムダを見つける7つの視点と対策のヒントを得ることができる

トヨタの製造現場で実際に使われている7つのムダという考え方を、事務・技術系スタッフの仕事にマッチするようにアレンジしました。例えば、「使われていないアウトプットはないか?」「何も付加価値を与えていない手順はないか?」など具体的な視点を提供します。これによりスピーディーにムダを発見できるようになります。

自業務の改廃テーマを選び、実践しながら考え方や手法を学ぶことができる

業務改廃の目的を考えて改廃テーマを選定します。改廃の目的は大きく分けて「新規業務や重点課題へのリソーセスシフト」「残業時間、業務負荷の低減」「改善力の習得(人材育成)」「モチベーション向上」の4つがあります。また実践アプローチ(改廃のタイプ)には「改善」「改革」「決断(廃止、縮小、延期)」の3つがあります。自業務に合わせてこれらを適切に選択し、具体的な進め方をイメージしていただけます。

基本カリキュラム

■はじめに
■業務改廃とは?
・定義
・業務改廃の4つの目的
■業務改廃の上手な進め方
1. 対象業務選定のポイント
2. タイプ別 改廃実践の主担当
3. 『改善型』実践のポイント
4. 『改革型』実践のポイント
5. 『廃止・縮小・延期』実践のポイント
■まとめ

研修で目指すゴール

業務改廃の目的と対象業務選定のポイントを理解する

「新規業務や重点課題へのリソーセスシフト」「残業時間、業務負荷の低減」「改善力の習得(人材育成)」「モチベーション向上」といった業務改廃の4つの目的と、「誰の」「どの業務」を改廃の対象とするのかという業務選定の具体的な方法を理解していただきます。

改廃の方法(タイプ)と実践の主担当(役割)の違いを整理する

「改善」「改革」「決断(廃止、縮小、延期)」の3つ改廃の実践アプローチ(タイプ)によって、誰が責任を持って実践していくのかという主担当(役割)が異なるということを理解していただきます。あわせて業務改廃を実践する上での管理職の役割、メンバーの役割についても理解していただきます

目的に立ち返って考える『目的発想法』を習得する

『目的発想法』は改革の強力な手法です。そもそもの目的に立ち返り、「本当にその仕事は必要なのか?」「最新技術は活用できないか?」などを考えることで、仕事を廃止したり、これまでとは大きく違ったやり方に変えることができます。『目的発想法』はトヨタ生産方式の基本的な考え方のひとつでもあり、トヨタの製造現場で永年使われてきたこの考え方を事務・技術系スタッフの仕事でも使いこなせるようになります。

受講者の声

【トヨタ流カイゼン(自工程完結)シリーズ】業務改廃

多くの人が課題と感じている業務の改廃について、キーマンである管理職の動き方を学びます

上司・部下と一緒に現在の業務のムダな仕事を「やめる」「へらす」「かえる」ためのお手伝いをします。仕事が増えるばかりで、改廃の「廃」が進まない方におすすめの研修です。

組織内のモヤモヤを引き出し、業務改廃のキーマンである管理職の取り回し方を学びます

組織の状況に応じた業務最適化の方法を事例を交え、お伝えします。

管理者、担当者ともに“取り組みやすく”かつ“取り組みを継続するためのコツ”に加え、徹底的にやる「王道」を学べます。
・残業時間が多い
・スタッフと上司の認識が違い、モチベーションが上がらない・・・という管理職の方におすすめの研修です。

こんな組織・人におすすめ

  • 管理職(ストレス少なく業務の効率を上げたい方)とその部下

  • 推奨する上司と部下 /(1グループ:1マネジャー+5名前後のスタッフ)1開催3グループ程度

よく寄せられるニーズやお悩み

仕事が増えるばかりで一向に減らず、スタッフが疲弊している

業務を遂行する中で、それに対する作業は増えてくる場合が多いと思います。「今までやっているからなんとなくやっている」業務を必要に応じて見直し、改廃することはスタッフの負荷軽減に重要です。

無駄だと思う業務はあるものの、やめる勇気や風土がない

増えていく業務はあるものの、新しく変えることに抵抗があるスタッフや職場に対し、正しいステップを踏んで業務改廃していくことのコツをお伝えします。

部下との間になんとなく壁があるが、どう対応したらよいかわからない

部下から「上司は業務がわかっていない」と思われてしまうと、思わぬところで部下との意思疎通が図れなくなってしまいます。部下の業務の流れに興味を持ち、思いが正しく届くように、管理職としての動き方を学びます。

研修を受講するメリット

業務改廃の目的を考え、改廃の実践に繋げます

仕事が増えるのはなぜか、業務改廃の目的は何かを明確にします。改廃するための視点(やめる・へらす・かえる)について理解し、改廃の実践に繋げます。

実際の業務を題材として”モヤモヤ”の洗い出しと改廃を実践します

受講者の実際の業務を対象とし、何にモヤモヤしているのか、スタッフとともに洗い出します。成果が出ることで喜びを感じると同時に、スタッフはモヤモヤが解消されることでスッキリし、モチベ―ションが向上します。

様々な事例に対応出来る改廃の進め方について学びます

研修内で考察した事例以外の問題について、改廃の進め方を解説し、実務に繋げます。

基本カリキュラム

1.改廃の視点と進め方
  ・①仕事はなぜ増えるのか ②業務改廃の目的は何か
  ・“やめる”、“へらす”、“かえる”の視点とは
  ・①上司の心構え ②改廃の7ステップ
2.改廃の実践
  ・実際の業務を対象に“モヤモヤ”の洗い出しと改廃を実践
  →成果・うれしさを体感、
   スタッフは“モヤモヤ”が無くなりスッキリすることでモチベーションが向上
  ・「2.改廃の実践」の“モヤモヤ”を確実な改廃・成果にアプローチ
3.まとめ
  ・①研修内容のおさらい②研修後の更なる改廃の進め方について

研修で目指すゴール

業務が増えがちな状況下において、思い切って改「廃」するコツを学ぶ

業務は増えがちなのに、いざ改廃するとなると「やめる」ことに抵抗感を示すスタッフが少なからずいます。組織の状況に応じた最適化の方法を事例を交えて学び、「廃」するコツをつかみます。

部下との関わりを見直し、コミュニケーションの良い職場を目指す

スタッフと部下との認識に相違がある場合の多くは、コミュニケーション不足から起こります。業務改廃を通じて、スタッフ間とのコミュニケーションを深める等、管理職としての動き方を学びます。

受講者の声

【トヨタ流カイゼン(自工程完結)シリーズ】段取りを重視した仕事の進め方研修

やり直しを無くしモチベーションがあがる仕事の進め方を学びます

トヨタ流自工程完結の考え方は、長年ものづくりの現場で実践・実証されてきました。手戻り・ムダを排除し、効率よく(段取りよく)業務を進めるための手法は様々な業種も活かすことが出来ます。

実績と先人のノウハウを活かし、体系的に分かりやすく理解します

トヨタ流カイゼンは、『モノづくりは、人づくり』の精神のもと、質創造(価値創造+品質保証)の考え方・実践の土台となります。長きにわたり現場で実践されてきた考え方で、多くの問題を解消してきました。本研修では
・自工程完結の考え方の理解とそれに基づく演習による職場での実践
・部下の業務の質向上のために必要な「業務指示」の精度の上げ方について
学び、理解します

こんな組織・人におすすめ

  • 部下・後輩を持つ中堅社員
  • 管理職

よく寄せられるニーズやお悩み

資料の書き直し・やり直しなど、同じような失敗が頻発している

ただやみくもに業務を進めると、出てくる結果にムダや相違があることが多くあります。業務に取り掛かる前に、目的・目標を明確にし、アウトプットイメージを明確にすることでムリ・ムダを軽減します。

意思決定のスピードが遅く、仕事がなかなか前に進まない

無計画な仕事の進め方では、手順や支援してもらう人への対応等に考えが及ばず、結果、遠回りする、進捗が遅くなる等の可能性が高くなります。しっかり段取りすることで、問題点が把握でき、業務に着手しやすくなります。

若手スタッフの考え方がわからず、部下指導に自信が無い

自工程完結の考え方が理解できるようになると、部下に対しての業務指示が変わります。部下も分かりやすい指示のもと、安心して業務を遂行することが出来ます。結果、コミュニケーションも高まります。

研修を受講するメリット

自工程完結の歴史・考え方が理解出来ます

「同じような失敗や手戻りが多い」「部下に業務を任せると想定したものでない状態で出てくる」・・・現場のお困りごとを解決してきた歴史から発生した”自工程完結の考え方”。理解することで、職場のお困りごとの多くを解消できるヒントが見つかります。

PDCAを正しく回すためのポイントを学びます

PDCAがうまく回らないケースも散見されます。失敗するメカニズムや、正しく回す秘策を知り、PDCAを自業務で確実に回す・活用するコツを考察します。

自工程完結の考え方を活かした業務指示のポイントを学びます

自工程完結の考え方が理解出来れば、業務指示の仕方が”わかり”、その後、指示の仕方が”変わり”、最終的には仕事の進め方自体が変わっていきます。ここではそのポイントを簡潔にお伝えします。

基本カリキュラム

1.はじめに~自工程完結とはなにか~
  ・こんなことありませんか?
  ・本セミナーのゴール、主旨
2.自工程完結の歴史
  ・ルーツ
  ・製造からスタッフへの展開
3.自工程完結の考え方
  P(Plan)NGケースを用いた演習 と解説(失敗するメカニズム)
  D(Do) C(Check) A(Action)
  段取り[P(Plan)]したものを確実に実行させる(PDCAをまわす)
4.自身の業務への活用
  ・活用事例紹介
  ・自業務での活用場面を考える
5.自工程完結の考え方を活かした上手な業務指示
  ・業務指示のポイント

研修で目指すゴール

やり直しなどの無駄なく、生産性の向上を目指す

段取りを重視した仕事の進め方が出来るようになると、手戻りなど、やり直しの無駄がなくなり、業務効率が向上し、生産性がアップします。

働くスタッフのモチベーションが上がることによる効果を理解する

正しく実践出来るようになると、「伝えた」「伝わった」のすれ違いが軽減され、上司と部下のコミュニケーションの精度が向上します。部下の業務に対するモチベーションが上がることで、職場の雰囲気も良くなります。

組織力の向上に必要な考え方を学ぶ

しくみが確立すれば、業務の属人化も解消され、業務が円滑に回ります。知見が伝承されることで組織全体の力が向上します。

受講者の声

【新人・若手社員向け】問題解決研修

トヨタ流問題解決とは?

トヨタ流問題解決は、今や海外でも広く知られ、多くの企業に取り入れられている考え方「トヨタ流カイゼン」をもとに生まれました。トヨタでは「モノづくりは、人づくり」の精神が創業期より受け継がれています。自ら問題に気づいて解決し続ける人材を育成することで、職場のカイゼン風土を醸成し、組織を常に進化させています。

トヨタ流問題解決の8ステップ

「問題解決の8ステップ」は問題の大きさや性質を問わず、問題解決を可能にするトヨタ独自の手法です。

本研修は、新人・若手社員の方向けに、トヨタ流問題解決の基本的な考え方や一連のステップをお伝えするプログラムです。
トヨタでは、教わる・ルールを知るから、自立・自律し、変化点・問題点に気づいて考動できる人材の育成を目指しています。問題解決手法をもとに、現地現物・お客様視点で課題を捉えることの重要性をお伝えします。 尚、各ステップ毎の演習や討議は、各階層にあわせて講師が進行いたしますので、若年層の方々でも安心してご受講いただけます。

こんな組織・人におすすめ

  • 新人・若手(~主任前クラス)社員

  • 自ら問題を発見し、考える力を身に付けたい新人・若手の方
  • 主体的に仕事に取り組む社員を育成し、カイゼン風土を醸成したい組織

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流の思考法を入社時から教育・浸透を図りたい

有効で一貫性のある問題解決手法を若年層から導入することにより、成長し続けられる組織づくりが図れます。

トヨタ流問題解決手法を知りたい

「理論はわかったけれど、実践しようとうまくいかない」「書籍を見ながらやってみたものの、問題解決に至っていない」といったお悩みに応えるべく、講義と演習を交え、分かりやすくレクチャーいたします。

業務改善を図る取組みを定着させたい

問題解決手法の習得を通じ、自ら問題に気づいて解決し続ける人材を育成し、職場改善風土の醸成が図れます。

研修を受講するメリット

演習を通じて問題解決の考え方を深く習得することができます

本研修は講師の話を聞いて知識をインプットするだけでなく、各ステップごとに演習を交え、手法を習得します。受講後、8ステップを職場のメンバーに説明できるレベルを目指します。

研修で習得した手法を実際の担当業務で活かすことができます

考え方を習得することで、問題を発見する力が向上します。また、自業務で抱えているリアルな課題をテーマとし、実際に問題解決に取り組むことができるよう手法もお伝えします。

問題解決をより深く学びたい方向けに実践コースもご用意しております

中堅社員・管理職を対象とした実践コースでは、トヨタ流を熟知した講師といっしょに、少人数クラスで自業務のテーマを用いて実践的に学んでいただけます。(全4回研修)

基本カリキュラム

・問題解決の有効性
・問題解決ステップの全体像
・8ステップの理解(問題の明確化、現状分析、要因分析、対策立案などの考え方)

研修で目指すゴール

チームや部内での共通言語になる

トヨタ流問題解決の8ステップが若年層にも浸透すれば、職場内の誰もが同じ手法で問題解決に取り組めます。これにより、現状や問題解決の取り組み方の正確な把握や定着が図れます。

問題解決に対して主体的になる

若年次から問題解決手法に接することにより、問題に直面したときの対応方法が自然と身につき、能動的に問題解決に取り組めるようになります。

職場における様々な問題について論理的に考える力を習得する

情報を整理し、上司にわかりやすく伝える論理的思考を学びます。効率的に業務を進めるうえで必要な思考力を、演習や討議を通じて実践的に習得します。

受講者の声

講演形式トヨタで学んだ組織マネジメント~チャレンジできる組織に変革する

トヨタ流マネジメントとは?

トヨタでは製造部門に限らず、事務部門においても徹底した現状分析と問題解決の手法が、OJT(教え教えられる文化)を通じて脈々と伝えられています。一方では、過去の成功に安住せず、トヨタ自身を変革する動きも活性化しています。伝統を大切にする心に加え、「誰かのために」行動し、変革を実現できる人材の育成を常に目指しているのです。
本講演では、トヨタ自動車で部長を務めた講師が、トヨタの両面を体験した経験から、トヨタの伝統的な強みと更にそれを変えていこうとする取り組みについてお話します。

講師からのメッセージ

私は、31年間にわたり商品企画、海外営業、広告・宣伝といった部門で「様々なトヨタ」を経験しました。その中で、「現地現物主義」、「カイゼン」といった企業文化を脈々と引き継ぎながらも、自ら変革への挑戦を続けていくことの重要性を学ぶことができました。
2016年に独立し、現在は様々な会社のお手伝いをさせていただいていますが、企業を取り巻く環境が変わる中で、多くの会社が組織の変革に悩まれていると感じています。トヨタ時代の経験も題材にしながら、組織を変えるために必要なことや、マネジメントに求められる資質、行動等についてお伝えいたします。

こんな組織・人におすすめ

  • 自社の伝統や文化を活かしつつ、組織を変革させなければいけないリーダークラスの方

  • 製造部門以外の事例における、トヨタのカイゼンの活かし方に興味関心がある方
  • トヨタ流カイゼンの基礎ではなく、管理職向けの応用(実践)を学びたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流のマネジメントの秘訣を知りたい

トヨタと聞くと、「生産方式」や「カイゼン」といった言葉が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。本講演では、製造部門ではなく、営業やマーケティングといった事務部門の事例を用いて、企業がチャレンジ精神を持ち続け、改革を続けるためのマネジメントに求められる資質、行動等をお伝えします。

自発的なカイゼンの組織風土を醸成したい

トヨタには、創業以来の強みを伝承しながら、時には大胆にチャレンジする組織風土(伝統と革新)があります。トヨタ自動車での長年の実務経験をふまえながら、組織の士気を高めチャレンジ集団を作るための取り組みについて、具体的にお話いたします。

製造ではなく、トヨタのマーケティング領域をテーマにした講演が聞きたい

ビジネスではマーケティングという言葉をよく見聞きします。その定義や役割を明確に理解・説明するのは難しい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご希望に応じて、「組織人として使えるマーケティング」、例えば、マーケティングとセールスのあるべき関係、マーケティングにおけるブランディングの役割等について分かりやすくお話します。

研修を受講するメリット

トヨタ自動車の部長を務めた講師が登壇

トヨタの営業・マーケティング部門で部長を務めた経験から、人材育成術をお話します。企業がチャレンジ精神を持ち続け、改革を続けるためには組織のバックアップを引き出す個人の力が必要です。自組織の価値観・創業の精神に関する理解を一層強化し、具体的な行動変容につなげることの重要性をお伝えします。

チャレンジする組織づくりに必要な考え方とマインドを学ぶことができる

トヨタでやりたいこと・やるべきことを言語化し、主体的にチャレンジに取り組んできた講師の実体験から、チャレンジするために必要な組織マネジメントやリーダーシップについて具体的にお話いたします。

部門間連携の重要性を再確認できる

組織を改善するためには、他部署のリーダーとコミュニケーションをとり、巻き込んで進めることが不可欠です。部門間連携の重要性やリーダーと現場の役割の違いを再認識いただけます。

基本カリキュラム

■講演形式
「トヨタで学んだ組織マネジメント~チャレンジできる組織に変革する」
(90分間)

研修で目指すゴール

トヨタの人材育成の考え方とマインドを学ぶ

トヨタでは、全ての社員がフィロソフィーや歴史を理解した上で、「トヨタらしさ」を自身の言葉として言語化し、周囲に伝承できることを目指しています。自組織の強みを言語化し、主体的にチャレンジすることとはどのようなことか、学んでいただきます。

トヨタ流の組織マネジメントを通じて、自職場の取り組みを整理する

自職場のマネジメントの現状と照らし合わせていただくことにより、課題や不足している取組みへの理解が深まります。あるべき姿への気づきにもつながります。

伝統と革新の関係性を理解する

伝統は革新によって守られる、とよく言われます。創業以来の強みの伝承と、『モノづくりは、人づくり』の精神のもと、質創造(価値創造+品質保証)を実践する両面の考え方を理解していただきます。

受講者の声

社会人としての基礎づくり 新入社員研修

学生から社会人へ・・・基本的なビジネススキルを習得しつつ、自ら考え、行動変容を促すキッカケに

新入社員に求められる、「ビジネスマインド(社会人としての自覚・心構え)」「ビジネスマナー(第一印象の重要性・言葉遣い・電話応対など)」について、演習を中心に実践的に体得します。

社会人として必要な基本的知識・スキルと考え方を習得する

社会人として、社内外様々な人と関わることになる新入社員(内定者)の皆様に必要不可欠である基本的なビジネスマインドとスキルをお伝えします。経験豊富な講師が、イメージしやすく、分かりやすくお教えします。実践的、感覚的に学んでいただくことで、より理解を深め、即お客様対応に活かせる内容です。教えてもらうことに慣れている方の行動変容を促し、かつ知識を伝えることで自信を持って一歩踏み出していただけるように、社会人として最初の一歩を踏み出すための大切な研修です。

こんな組織・人におすすめ

  • 内定者
  • 新入社員
  • 中途採用社員(第二新卒等、社会人経験の浅い方)

よく寄せられるニーズやお悩み

受動的で「教えてもらう」意識が強い新入社員への行動変容を促したい

学生時代には「教えてもらう」ことが当たり前で、自ら考えて動くことが苦手な傾向がある新入社員に、社会人として、主体的に行動することの大切さを説きます。学生時代には「教えてもらう」ことが当たり前で、自ら考えて動くことが苦手な傾向がある新入社員に、社会人として、主体的に行動することの大切さを説きます。

通り一辺倒のマナーしか知らず、マナーの重要性の根本がわかっていない

就職活動のためのマニュアル的なマナーしか知らない方に、マナーの必要性・重要性をお伝えし、自分のためのマナーではなく、相手を尊重するためのマナーを理解しながら学びます。

電話や文書のマナーに苦手意識があるイマドキ世代にわかりやすく伝えてほしい

携帯電話の普及で、電話の取次ぎや、そもそも電話を掛ける機会が減っている年代のスタッフに、電話応対の基礎知識を習得してもらいます。同様に文書に起こすことが極めて少ない方に、文書作成の基本をお伝えします。

研修を受講するメリット

社会人としての心構えを確認し、業務に取り組む姿勢への理解が深まる

まず社会人として「意識」するべきことを確認します。そのうえで、仕事を円滑に進めるための「PDCAサイクル」や、「報(ほう)連(れん)相(そう)」の重要性を解説し、理解を深めます。

第一印象の重要性について学び、レベルアップを図れる

第一印象の重要性について学び、表情トレーニングを行います。加えて身だしなみのポイント、動作の基本となる「正しい姿勢」「立ち方、座り方」「指し示し」「お辞儀」について、講師からレクチャーのうえ実践的にトレーニングします。

言葉遣いや電話応対を実践的に習得できる

相手との円滑なコミュニケーションのための、敬語の種類や使い方、話し方・きき方を学び、お客様対応を想定した会話練習、電話応対の練習を行います。

基本カリキュラム

第一章 ビジネスマインドを磨く
1.社会人としての心構え
2.社会人に求められる8つの意識
3.作業と仕事の違い(PDCAサイクル)
4.「ほう」・「れん」・「そう」の重要性
第二章 第一印象の重要性
1.第一印象の重要性
2.社会人としての身だしなみ
3.好感の持てる表情づくり・視線
4.挨拶の重要性
5.立ち居振る舞い
第三章 社会人しての言葉遣い
1.尊敬語・謙譲語・丁寧語
2.正しい呼び方
3.感じの良い話し方
4.感じの良い聴き方
第四章 電話応対
1.電話応対の基礎
2.電話応対会話事例
第五章 来客応対
1.来客応対の基礎
2.名刺交換
3.席次
4.呈茶
5.訪問時の流れ
第六章 ビジネス文書
1.ビジネス文書の基礎
2.社内文書
3.社外文書
4.封書の書き方
5.メールの送受信

※基本カリキュラムは、目安としての標準パターン(所要2日間)です。
ご要望を伺い貴社のご要望や課題にあわせ最適な仕様をご提案いたします。

研修で目指すゴール

社会人としての基本マナーの知識を習得し、現場業務に活かす

様々なお客様に失礼のない対応が出来るよう、基本的なマナーを実践的にお伝えします。同時に「なぜそれをするのか」という理由や意味もお伝えすることで、理解度を深めます。

新入社員同士のレベル感や、マナーに対する認識を統一する

即現場でのOJT教育では、伝える人によって差が生じます。同じ状況下で学ぶことにより、意識の統一を図ることが出来、お互いの理解度がわかります。新入社員同士の交流・一体感醸成にもつながります。

受講者の声

【3時間研修】資料作成の基本 -トヨタ流A3資料作成術‐

トヨタ流A3資料とは?

トヨタには企画書や報告書などの資料を、A3用紙1枚で作成する文化があります。新入社員の時からA3の紙1枚にまとめ、限られた時間で説明する訓練を繰り返すことにより、「考えをまとめ、相手にわかりやすく伝える力」を磨きます。仕事の質と効率を高めるために、組織全体で実践されています。

本研修のテーマ

①の「問題解決ステップ」は課題の大きさや性質を問わず、問題解決を可能にするトヨタ独自の手法です。
本研修では、②「A3」と③「資料作成術」の部分に焦点を当て、「読み手のストレスを減らし、シンプルに伝える」ための資料作成の基本を短時間で効率的に学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタ流のA3資料に興味関心がある方
  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

「何を伝えたいのか、わからない」社内資料がよくあり、改善したい

資料は「読み手」のために存在します。しかし、ついつい読み手のことを忘れて、「自分」のために作成しがちです。すると、ついつい文章も「自分が分かればよい」となり冗長になります。
「読み手に何を伝えたいのか」「読み手にどうして欲しいのか」を明確にすることが資料作成の入り口です。

自分なりの考えを筋道立てて論理的にまとめるコツが知りたい

筋道立てて、論理的に伝えるにはピラミッドストラクチャーが有効です。理由は以下の3つです。
1.結論を先に示すことで、読み手の理解が早まる
2.その理由を続いて伝えることで、納得感が高まる
3.さらに理由の数を先に伝えることで、安心感が高まる。
以上3つの理由により、ピラミッドストラクチャーが有効です。(これも、その活用例です)

情報を整理して表現することが苦手で、文章が長くなってしまう

小学校の時に「原稿用紙10枚書きなさい」という宿題が良くありました。我々は長い文章を書く教育をずっと受けてきたのです。
しかし、ビジネス場面は逆です。いかに「短く、シンプル」に伝えるかが問われます。同じ情報量であれば、短い文章の方が良いのです。

研修を受講するメリット

トヨタ流のA3資料作成のポイントを短時間で効率的に習得できる

「A3一枚にまとめる」ことで、読み手に全体像が一目で伝わります。全体が見えることで、流れをイメージしたうえで資料を読むことができます。
さらに紙面が限られますので、情報の取捨選択が求められます。本当に必要な情報を構造的に整理する…これがトヨタのA3資料のポイントです。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

文章を書くことに1日のどれほどの時間を割いているでしょうか?資料作成のみではなく、資料のチェックやさらにはメール作成も含めると相当の時間のはずです。
文章作成術を高めることは、自身の時間を効率的に使うとともに、相手に的確に伝えることで仕事の生産性を高めることに大きく貢献します。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、演習を交えて進行します。実際に資料の一部を作成していただき、体験を通じて学びます。
またグループ討議や発表を通じて、受講者の方にも発言する機会が多くあり、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■分かりやすい資料
■トヨタのA3資料
■資料作成のステップ
1.目的を明確 にする
2.ストーリーを考える
3.主張を明確にする
4.文章を整える
5.視覚効果を高める

研修で目指すゴール

資料作成における「読み手視点」の重要性を理解する

資料作成の入り口は「読み手を明確にすること」です。読み手が「関心の高い人・低い人」「前提の理解がある人・ない人」により、作りこみの度合いが変わってきます。
さらには読み手に「理解して欲しい・行動して欲しい・判断して欲しい」により内容も変わります。この「読み手」を意識して資料作成する重要性を学びます。

トヨタ流のA3資料作成がもたらす、仕事の質・効率への効果を学ぶ

全体像を分かりやすく伝え、必要な情報のみを構造化して伝えることで、仕事の質を高めます。また、A3一枚なので作成側も読み手側も短時間で済み、仕事の効率を高めます。
このような仕事の質と効率を高めるA3資料作成術を学びます。

わかりやすい資料作成のための5つのステップを習得する

はじめに(1)目的を明確にし、(2)ストーリー(タイトルの流れ)を考える。そして、(3)タイトルごとの主張を明確にし、(4)文章を整えます。最後に(5)視覚効果も工夫します。
この基本的な5つのステップを習得し、仕事で活かすイメージを持っていただきます。

受講者の声

【店舗スタッフ向け】応対・説明力向上研修

店舗スタッフとして必要な応対力や商品訴求のための話法を学ぶ

お客様にとって相談しやすい店舗、スタッフを育成するために、お客様の期待から考察し、実際のお客様応対を想定しながら、ポイントごとに学び、体得します。

お客様ニーズに寄り添い、期待を超えるサービスを提供する

時代背景やお客様アンケート調査結果等をふまえ、お客様の期待を理解し、お客様の期待を超えるサービス実現を目指します。トレーニングやロールプレイングを通じて応対力向上を図ります。お客様にとって理解しやすい効果的な伝え方を体得し、商品訴求力を高めます。

こんな組織・人におすすめ

  • 店舗で商品・サービスの販売、接客に携わる方

  • 普段はお客様対応をしないが、状況によりサポートする本部等の方

よく寄せられるニーズやお悩み

仕事はしっかりしているが、お客様対応は苦手なスタッフのスキルを強化したい

ひとつひとつの仕事(作業)はきちんとしているものの、お客様対応は苦手、というスタッフの方に、お客様が店舗にお越しくださる際のメリットや期待を考えさせ、接客に対するイメージを払拭します。

作業は得意だが、マナーは無頓着なスタッフに重要性を理解させたい

一連の作業が得意で慣れているが故、マナーはおざなり・・・というスタッフの方に、多様な考え方のお客様に対して、感じのいい応対やマナーの大切さを伝え、重要性を理解しながら体得いただきます。

研修を受講するメリット

CS(顧客満足度)の現状を理解し、お客様に寄り添った応対が身につく

CSの考え方やお客様からの声等を踏まえ、お客様からの高い期待に応えるため、スタッフに求められる応対や説明の重要性を理解し、実践的に体得します。

一連の応対シーンを想定し目指すべき応対に向けて考察・演習し、強化

お客様をお迎えし、応対する一連のシーンを想定し、各シーンに合わせたマナーを振り返り、練習し、強化します。実践的で明日からスグに使えます。
・表情トレーニング
・店舗でのお客様との会話を想定した会話練習
・作業内容等の分かりやすい説明 他

お客様にとってのメリットを再確認できる

お客様が自社を選んでくださるメリットを確認します。そのうえでお客様に分かりやすく伝えるとはどういうことか、考察します。効果的な説明話法のテクニックを学び、実際に作成した話法を伝える演習を実施します。

基本カリキュラム

1.自業務に必要な応対力とは
・CSについて考える
・信頼・感動の獲得に向けて
・シーン別ケーススタディ
 ~お客様アンケート等を題材に、どのような行動をとれば良いかを考える
2.応対力向上
・第一印象の重要性~自身の現状を把握する(表情・身だしなみ)
・言葉遣いレベルチェック
・CS向上のための応対トレーニング
 ~一連の応対シーンを想定し、CSを高めるためのシーンごとのポイントを考察・演習し、強化する
  シーン1)準備・スタンバイ
  シーン2)お出迎え
  シーン3)受付手続き
  シーン4)ご相談内容等の確認
  シーン5)誘導・お見送り
3.商品説明力向上
・自社の価値を考える
・お客様への商品訴求を考える
・効果的な商品説明話法

研修で目指すゴール

お客様の期待を理解し、期待を超えるサービスの実現を目指す

店舗の現状をお客様の声等から考察し、お客様の期待に応えるための、スタッフに求められる応対や説明の重要性を理解します。

一連の応対シーンを想定し、目指すべき応対に向けて考察、強化する

店舗における実際の応対シーンを想定し、各シチュエーションごとのマナーのポイントを学びます。実践的で明日から使えます。

お客様に分かりやすく伝えるとはどういうことか、考察し、話法を習得する

効果的な説明話法のテクニックを学び、実際に作成した話法を使ってロールプレイングを行います。

受講者の声

【トヨタ流仕事の形】講演形式トヨタ流仕事の形(カタ)とは?(概要)

トヨタ流仕事の形(カタ)とは?

トヨタの強みのひとつは「仕事の進め方」と「それを実践できる人材」にあると言われています。
技術職・事務職向けには問題解決ステップ(カイゼン)や自工程完結など形式知化されているものもありましたが、一方で暗黙知になっていることも多々ありました。
そこでトヨタ流の仕事の考え方や視点、手順を「段取り・実行の形」「改善の形」「改革の形」「革新(価値創造)の形」の4つの形(カタ)として体系化し、日々の仕事で活用できるツールの形にまとめ上げました。
『トヨタ流仕事の形(カタ)とは?(概要)』では4つの形の概要を、かつてトヨタ自動車に在籍し、現在もグループ会社を含めて研修やコンサルティングに従事している講師が、自身の体験談も含めて講演形式でお伝えします。
*ご注意: 本講座では実践ツールの提供はありません。

仕事の流れと4つの形(カタ)の全体像

仕事の流れ

仕事の基本はPDCAです。
P(PLAN)の段階では、上司や先輩から仕事を付与されることが多いと思います。そしてその仕事に対して計画を立てます。計画を立てる段階では二つのことを行います。まずは何のために何をどうするのか?ということを明確にします。
つまり企画のフェーズです。さらに実行計画、すなわちスケジュールを作成します。
D(DO)の段階では、実行途中で起きた問題を解決しつつ、計画に沿って仕事を実行します。
C(CHEK,ACTION)の段階では、仕事の成果と取組み過程を振り返り、標準化と横展を行います。

4つの形(カタ)

本研修では仕事の4つの形の概要を講演形式でお伝えします。
技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行の形』。この形はすべての形の基本になります。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善の形』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革の形』、そして新しい価値を創造する『革新の形』です。本講義ではそれぞれの形の特徴や概要を学んでいただけます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタの強みとなっている技術職・事務職の仕事の進め方(考え方や視点、手順など)を活用したい方(新入社員を除く全職層)

  • スピーディな仕事の実践のために、時間の使い方を見直したい方
  • トヨタ流仕事の形に興味関心があり、社内の講演会や研修を検討されている事務局の方

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流仕事の形に興味があり、研修の導入を検討しているが、先ずは事務局として概要を理解したい

トヨタ流仕事の形は、以下の4つの形で構成されています。

  • 段取りを重視した仕事に適用できる「ダンドリ・実行の形」
  • 不具合やトラブルなどの問題を解決するための「改善の形」
  • 自ら課題を創造し、これまでのやり方に囚われない自由に発想で解決していく「改革の形」
  • 新しい価値を持った商品やサービスを生み出すための「革新の形」

本講演では、4つの形のそれぞれの特徴について、短時間でポイントを絞って解説を行います。

限られた時間の中でスピーディに成果を出したい

限られた時間の中でスピーディーに成果を出すためには、考える時間をできるだけ短縮し、やり直しを減らすことが求められます。具体的な仕事の内容は異なっていても、スピーディーに成果を出すための共通の考え方や視点、手順があります。本研修では仕事のタイプを4つに分類し、それぞれのタイプ(形)の考え方や視点、手順の概要をお伝えします。さらにタイプ(形)ごとにそれらを習得していただける研修も準備しており、一人ひとりの仕事の内容に合わせて選択していただけます。

テレワークにおける仕事の進め方に不安がある

テレワークでは相手とのコミュニケーションの機会が減少するため、仕事の進捗に問題が出る可能性も高くなります。そこで従来と比較してより効率的に仕事を指示するとともに、途中での的確なアドバイスをすることが重要になります。仕事の形は仕事を進める上での考え方や視点、手順を明確にしたものであり、それらを活用することでテレワーク環境においてもより効率的に仕事を進めることができます。

研修を受講するメリット

トヨタ流の仕事の進め方(概要)を短時間で効率的に把握できる

トヨタの仕事の進め方を4つに分類し、それぞれの考え方や視点、手順をお伝えしますので、仕事にはどのようなタイプ(形)があるのか?自分の仕事はどのタイプ(形)なのか?どのような考え方や視点、手順で行えばよいのかを理解していただくことができます。さらにタイプ(形)ごとにそれらを習得していただける研修(実践編)も準備しており、ご自身の仕事の内容に合わせて選択していただけます。

自分の仕事の進め方を改めて見直し、改善点への気づきを得ることができる

仕事の形では上手な仕事の進め方を4つのタイプ(形)に分類し、それぞれのタイプ(形)に応じた考え方や視点、手順を提供しております。ご自身がこれまでの仕事を進める中で学んできたことを再確認できるとともに、体系的に理解することでより応用の幅を広げることができます。さらにご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講していただくことで、実際の仕事の中で考え方や視点、手順を活用することができるようになります。

仕事を論理的に考える力を向上できる

仕事の形を活用すれば、仕事の内容に合わせてステップを踏んで考えを整理することができます。仕事の形では各ステップでの論理的な整理、ステップ間での論理的なつながりを重視しており、自分自身の考えに自身が持てるようになり、提案内容も説得力のあるものになります。本講義で概要を把握していただいた上で、ご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講されることをおすすめします。

基本カリキュラム

【トヨタ流仕事の形】講演形式トヨタ流仕事の形(カタ)とは?(概要) 基本カリキュラム

項目 内容 研修のポイント

時間
(目安)

1.はじめに 本日の目的 ・トヨタ流仕事の形開発の経緯 5分
2.一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つの形

①一般的な仕事の流れ(PDCA)
②トヨタ流4つの形(カタ)
③改善・改革・革新の違い

・PDCAサイクルを回すための4つの形とは?  10分

3.段取り・実行の形

①仕事の基本となる「段取り・実行の形」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 25分

4.改善の形
「問題解決ステップ」

①問題を迅速に解決する「改善の形(問題解決ステップ)」の概要、(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

5.改革の形
「課題解決ステップ」

①改革を実現する「改革の形(課題解決ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

6.革新の形
「価値創造型事業(商品)企画ステップ」

①新しい価値を持った商品・サービスや事業を企画する「革新の形(価値創造型事業(商品)企画ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど)

・提案が通らない3つの壁
・革新の形の特徴

10分
7.まとめ

①本日のまとめ
②質疑

  10分

研修で目指すゴール

一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つの形の違いを理解する

技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行の形』。この形はすべての形の基本になります。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善の形』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革の形』、そして新しい価値を創造する『革新の形』です。それぞれの形の特徴を理解していただきます。

4つの形で考えるべき重要な視点と特徴を学ぶ

4つの形それぞれに対して、上手に仕事を進めるための考え方や視点、手順を理解していただきます。ご自身の経験と照らし合わせながら振返っていただくとさらに理解が深まります。

仕事におけるコミュニケーションの重要性を理解する

「仕事の形を活用したコミュニケーション」によって考え方や視点、手順が共通言語となり、お互いのミスコミュニケーションを減らすことができます。「仕事の形を活用したコミュニケーション」がなぜ有効なのか、どのように行えばよいのかを理解していただきます。

受講者の声

【3時間研修】問題解決の基本

トヨタ流問題解決とは?

トヨタ流問題解決は、今や海外でも広く知られ、多くの企業に取り入れられている考え方「トヨタ流カイゼン」をもとに生まれました。トヨタでは「モノづくりは、人づくり」の精神のもと、創業期からトヨタ流カイゼンを経営の軸に据え、自ら問題に気づいて解決し続ける社員を生み出し、組織を進化させています。

トヨタ流問題解決の8ステップ

「問題解決の8ステップ」は課題の大きさや性質を問わず、問題解決を可能にするトヨタ独自の手法です。

本研修では、「あるべき姿を置き、現状分析し、要因を掘り下げる」、トヨタの問題解決の基本を短時間で効率的に学びます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタ流の問題解決に興味関心がある方

  • 生産性向上に向けて、ビジネススキルを磨きたい方
  • eラーニングや録画された動画学習ではなく、短時間で社員が一緒に学ぶ研修の場を設けたい方

よく寄せられるニーズやお悩み

自社流で問題解決に取り組んでいるが、トヨタ流との違いを学びたい

トヨタの問題解決は、はじめに「あるべき姿」を明確にするところから始まります。そして現状分析を通じて「問題点(どこ)」を明確にし、「要因(なぜ)」を掘り下げ、「対策(どうする)」を考えます。
この「どこ→なぜ→どうする」の流れを大切にした問題解決の流れを学びます。

トヨタ流の問題解決に興味があり書籍を読んでみたものの、正しく理解できているか自信がない

問題解決は考え方を知るのみではなく、実際に活用して内容を初めて理解・納得できます。
研修では、身近なケースを題材にした演習、グループでの話し合い(ブレイクアウトルーム)を通じて、理解を深めていただきます。

主体的に職場の問題点を発見できる社員を育成したい

どうしても人は「対策」から考えてしまいます。経験のある人ほど、そうなりがちです。
問題解決のステップを学ぶことで、「対策ありき」ではなく、現状分析(データ分析・要因分析)から問題点を発見する流れを習得していきます。

研修を受講するメリット

トヨタ流の問題解決のポイントを短時間で効率的に習得できる

研修でははじめに問題解決の全体像を学びます。そのうえで重要となるステップ(問題の明確化、現状分析、要因分析)に焦点を当てて、ケースを通じて解説を行います。
3時間ですので、各ステップの詳細に入ることはできませんが、重要なポイントに絞って説明を行います。

明日から使える実践的なビジネススキルが身につく

問題解決は資料作成のためのスキルではありません。日常の様々な場面で「あるべき姿」「どこ」「なぜ」「どうする」を考える癖をつけることが大切です。
会議や報連相、部下指導の場面で活用できる実践的な考え方を紹介します。

演習・事例を多用し、楽しみながら学べる構成

講師の一方的な解説ではなく、演習を通じて学びます。また全体像の理解も難解なケースではなく、「ラーメン屋」という分かりやすい題材を通じて学習します。
またグループ討議や発表を通じて、受講者の方にも発言する機会が多くあり、退屈はさせません。

基本カリキュラム

■問題解決の必要性
■トヨタの問題解決ステップ
■8ステップの考え方
1. 問題の明確化
2. 現状分析
3. 目標設定
4. 要因分析
5. 対策立案
6. 対策実行
7. 評価検証
8. 標準化

研修で目指すゴール

問題解決スキルを身につけることの重要性を理解する

問題解決の重要性と活用イメージを理解できます。「対策ありき」ではなく、ステップを踏んで考える重要性に気づき、自身の普段の仕事ぶりを振り返ることができます。

問題とは何かを理解し、言葉で説明できる

問題解決の入口は「問題を明確にする」ことです。その問題の定義、さらには実際場面では「この問題の認識がズレていること」が多々あることを実感してもらいます。

トヨタ流の問題解決のプロセスと分析手法を習得する

トヨタ流の問題解決の8ステップの全体像を理解することができます。
「ロジカルシンキング」など様々な考え方がある中で、あくまで「トヨタ」の問題解決の考え方を知ることができます。

受講者の声