【トヨタ流仕事のカタ】応用実践編(改革のカタ:課題解決ステップ)
テーマ:
ビジネススキル・マネジメント
対象者:
中堅社員管理職
研修概要
- 受講対象
- 中堅社員・管理職
- 受講定員
- ~20名
- 研修日数
- 1日間(7時間)
- 受講方法
-
・集合形式(対面)
・オンライン形式(Zoom)
※他のWEB会議システムは要相談
トヨタ流仕事のカタとは?
トヨタの強みのひとつは「仕事の進め方」と「それを実践できる人材」にあると言われています。
技術職・事務職向けには問題解決ステップ(カイゼン)や自工程完結など形式知化されているものもありましたが、一方で暗黙知になっていることも多々ありました。
そこでトヨタ流の仕事の考え方や視点、手順を「段取り・実行のカタ」「改善のカタ」「改革のカタ」「革新(価値創造)のカタ」の4つのカタとして体系化し、日々の仕事で活用できるツールの形にまとめ上げました。
『トヨタ流仕事のカタ 応用実践編「改革のカタ(課題解決ステップ)」』では、改善では対応できないような、これまでの仕事のアウトプット(もの・サービス)や仕事の仕方(プロセス)にとらわれず、アウトプットやプロセスの質を大きく高めるための具体的な実践方法を、演習を通して理解していただきます。
仕事の流れと4つのカタの全体像
仕事の流れ
仕事の基本はPDCAです。
P(PLAN)の段階では、上司や先輩から仕事を付与されることが多いと思います。そしてその仕事に対して計画を立てます。計画を立てる段階では二つのことを行います。まずは何のために何をどうするのか?ということを明確にします。
つまり企画のフェーズです。さらに実行計画、すなわちスケジュールを作成します。
D(DO)の段階では、実行途中で起きた問題を解決しつつ、計画に沿って仕事を実行します。
C(CHEK,ACTION)の段階では、仕事の成果と取組み過程を振り返り、標準化と横展を行います。
4つのカタ
本研修では応用実践編として、「改革のカタ・課題解決ステップ」をお伝えします。
環境変化が大きな今、これまでのやり方にこだわらずより良いやり方に変えていく、すなわち「改革」を必要とする場面が増えてきています。悪いところを見つけて対策を打っていくという「改善」とは違い、進め方の自由度が高く、難しいのが一般的です。
本研修では、あるべき姿を自ら設定し、その達成に向けてアイデアを出しつつ進めていく「改革(課題解決)」の考え方や視点、方法を学んでいただけます。
こんな組織・人におすすめ
-
トヨタの強みとなっている技術職・事務職の仕事の進め方(考え方や視点、手順など)を理解し、実践したい方
- これまでの仕事の仕方を大きく変えたい方
- 先行きが不透明で、将来の予測が困難なVUCA時代に求められるビジネススキルを養いたい方
よく寄せられるニーズやお悩み
自社流で問題解決に取り組んでいるが、期待する成果に結びつかない
問題解決では「なぜなぜ」が重要視されますが、課題解決においてはそれが有効に機能しない場面が多くあります。自ら課題と目標を設定し、その達成に向けてさらに課題をブレイクダウンしていく。そしてこれまでのやり方にとらわれない発想で対策を打つということが必要になります。そのためには、課題解決の具体的な考え方や視点、手順とアイデア発想法を活用することが重要です。
正解のないテーマの仕事に苦手意識があり、思考が停止してしまう
正解のないテーマに対しては、どのように進めれば良いのかで悩むことも多々あります。このようなテーマに対してまずは「背景」を理解した上で自ら「あるべき姿」を設定し、現状とのギャップすなわち「課題」を明確にする必要があります。そして「目標」を設定し「対策」を考えていきます。正解のないテーマであっても、効率的に進める方法があり、それを体系化したものが「改革のカタ」です。考えるための視点や手順、手法が明確になっているため、自己流のやり方と比較してスムーズに進めることができます。
次世代リーダー社員の課題解決力を向上させたい
環境変化や競争が激化している現在、高い目標を掲げ、従来のやり方にとらわれず、チームワークを発揮しながら粘り強く目標に向けて行動していくリーダーが必要になってきています。次世代リーダーにとって課題解決力は必須のスキルです。早い段階で課題解決の考え方や視点、手順、手法を習得することで、実際の仕事の中でさらにレベルアップしていくことが可能になります。
研修を受講するメリット
トヨタで暗黙知となっている(OJTで教えられるが体系化はされていない)課題解決の知見を習得できる
100年に一度の大変革期と言われている自動車業界のみならず、多くの業界で競争力を高める必要性が今まで以上に出てきています。そこでより多くの人が課題解決をスピーディーに行なっていただけるよう、これまで暗黙知となっていた課題解決の考え方や手順を体系化しました。本研修では実践的なツールも活用することで、課題解決の知見を短期間で習得していただけます。
仕事のアウトプットやプロセスの質を大きく高めるための、具体的な実践方法が身につく
仕事のアウトプットやプロセスの質を大きく高めるためには、これまでのやり方にとらわれず、DX(デジタルトランスフォーメーション)に代表されるような最新技術も活用しながら改革していくことが重要になります。本研修では自ら課題を設定し、これまでの常識にとらわれない発想で解決していくための考え方や手順、手法を習得していただけます。
正解のないテーマの問題でも、スピーディに改革を進められるようになる
正解のないテーマこそ、理想を描き、柔軟な発想力で解決策を見出すことが重要です。定型的な方法はないため、解決策に自信が持てない、解決策を見出すために時間がかかるなどの難しさもありました。本研修を通して、多くの仕事の課題解決に共通する考え方や手順、手法を学んでいただくことで、従来よりスピーディーに解決策に到達することができるようになります。
基本カリキュラム
【トヨタ流仕事のカタ】応用実践編(改革のカタ:課題解決ステップ) 基本カリキュラム
項目 | 内容 | 研修のポイント |
時間 |
1.はじめに | 本日の目的 | ・トヨタ流仕事のカタ開発の経緯 | 10分 |
2.一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つのカタ |
①一般的な仕事の流れ(PDCA) |
・PDCAサイクルを回すための4つのカタとは? | 10分 |
3.「改革のカタ・課題解決ステップ」 |
①ステップ1:取り巻く環境の把握と課題の明確化 |
・各ステップで考えるべき重要な視点と手順は何か? ・即仕事に活用できるツールの提供 ・自身の仕事をもとにした演習 ・従来のやり方にとらわれないアイデアを出すには? (目的発想法、アナロジー発想法) |
390分 |
4.まとめ |
①本日のまとめ |
10分 |
研修で目指すゴール
問題解決ステップと課題解決ステップの違いを理解する
悪いところを見つけて対策を打つ『問題解決=改善のカタ』と、これまでのやり方に囚われずアウトプットやプロセスを大きく変える『課題解決=改革のカタ』では、考え方や手順が大きく異なります。本研修を受講していただけば、テーマにふさわしい解決アプローチを選定することができるようになります。
課題解決の10ステップで考えるべき重要な視点と手順を理解する
課題解決においては一足飛びに解決策に至るのではなく、ステップを踏んで考えることで、よりスピーディーに効果の高い解決策に至ることができます。課題解決の10ステップに沿って、重要な考え方や考える視点、手法を理解することで、ご自身の仕事で即使えるようになります。
これまでのやり方にとらわれないアイデアの出し方を習得する
アイデアはヒラメキだけではありません。アイデアを出す視点と手順を知ることで、ヒラメキに依存せずよりスピーディーに多くのアイデアを出すことができます。本研修を通して、課題解決に有効な発想法を使いこなしていただけるようになります。
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担当講師
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