株式会社トヨタエンタプライズ

【トヨタ流仕事のカタ】講演形式トヨタ流仕事のカタとは?(概要)

テーマ:

ビジネススキル・マネジメント

対象者:

中堅社員管理職若手社員

トヨタの強みとなっている技術職・事務職の仕事の進め方(考え方や視点、手順など)について、かつてトヨタ自動車に在籍した講師が自身の体験談も含め、講演形式でお伝えします。

研修概要

受講対象
若手社員・中堅社員・管理職
受講定員
~200名
研修日数
90分間
受講方法
・集合形式(対面)
・オンライン形式(Zoom)
※他のWEB会議システムは要相談

トヨタ流仕事のカタとは?

トヨタの強みのひとつは「仕事の進め方」と「それを実践できる人材」にあると言われています。
技術職・事務職向けには問題解決ステップ(カイゼン)や自工程完結など形式知化されているものもありましたが、一方で暗黙知になっていることも多々ありました。
そこでトヨタ流の仕事の考え方や視点、手順を「段取り・実行のカタ」「改善のカタ」「改革のカタ」「革新(価値創造)のカタ」の4つのカタとして体系化し、日々の仕事で活用できるようまとめ上げました。
『トヨタ流仕事のカタ とは?(概要)』では4つのカタの概要を、かつてトヨタ自動車に在籍し、現在もグループ会社を含めて研修やコンサルティングに従事している講師が、自身の体験談も含めて講演形式でお伝えします。
*ご注意: 本講座では実践ツールの提供はありません。

仕事の流れと4つのカタの全体像

仕事の流れ

仕事の基本はPDCAです。
P(PLAN)の段階では、上司や先輩から仕事を付与されることが多いと思います。そしてその仕事に対して計画を立てます。計画を立てる段階では二つのことを行います。まずは何のために何をどうするのか?ということを明確にします。
つまり企画のフェーズです。さらに実行計画、すなわちスケジュールを作成します。
D(DO)の段階では、実行途中で起きた問題を解決しつつ、計画に沿って仕事を実行します。
C(CHEK,ACTION)の段階では、仕事の成果と取組み過程を振り返り、標準化と横展を行います。

4つのカタ

本研修では仕事の4つのカタの概要を講演形式でお伝えします。
技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行のカタ』。このカタはすべての基本です。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善のカタ』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革のカタ』、そして新しい価値を創造する『革新のカタ』です。本講義ではそれぞれの形の特徴や概要を学んでいただけます。

こんな組織・人におすすめ

  • トヨタの強みとなっている技術職・事務職の仕事の進め方(考え方や視点、手順など)を活用したい方(新入社員を除く全職層)

  • スピーディな仕事の実践のために、時間の使い方を見直したい方
  • トヨタ流仕事のカタに興味関心があり、社内の講演会や研修を検討されている事務局の方

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流仕事のカタに興味があり、研修の導入を検討しているが、先ずは事務局として概要を理解したい

トヨタ流仕事のカタは、以下の4つで構成されています。

  • 段取りを重視した仕事に適用できる「段取り・実行のカタ」
  • 不具合やトラブルなどの問題を解決するための「改善のカタ」
  • 自ら課題を創造し、これまでのやり方に囚われない自由に発想で解決していく「改革のカタ」
  • 新しい価値を持った商品やサービスを生み出すための「革新のカタ」

本講演では、4つのカタのそれぞれの特徴について、短時間でポイントを絞って解説を行います。

限られた時間の中でスピーディに成果を出したい

限られた時間の中でスピーディーに成果を出すためには、考える時間をできるだけ短縮し、やり直しを減らすことが求められます。具体的な仕事の内容は異なっていても、スピーディーに成果を出すための共通の考え方や視点、手順があります。本研修では仕事のタイプを4つに分類し、それぞれのカタ(タイプ)の考え方や視点、手順の概要をお伝えします。さらにカタごとにそれらを習得していただける研修も準備しており、一人ひとりの仕事の内容に合わせて選択していただけます。

テレワークにおける仕事の進め方に不安がある

テレワークでは相手とのコミュニケーションの機会が減少するため、仕事の進捗に問題が出る可能性も高くなります。そこで従来と比較してより効率的に仕事を指示するとともに、途中での的確なアドバイスをすることが重要になります。仕事のカタは仕事を進める上での考え方や視点、手順を明確にしたものであり、それらを活用することでテレワーク環境においてもより効率的に仕事を進めることができます。

研修を受講するメリット

トヨタ流の仕事の進め方(概要)を短時間で効率的に把握できる

トヨタの仕事の進め方を4つに分類し、それぞれの考え方や視点、手順をお伝えしますので、仕事にはどのようなカタ(タイプ)があるのか?自分の仕事はどれに当てはまるのか?どのような考え方や視点、手順で行えばよいのかを理解していただくことができます。さらにタイプごとにそれらを習得していただける研修(実践編)も準備しており、ご自身の仕事の内容に合わせて選択していただけます。

自分の仕事の進め方を改めて見直し、改善点への気づきを得ることができる

仕事の形では上手な仕事の進め方を4つのカタ(タイプ)に分類し、それぞれに応じた考え方や視点、手順を提供しております。ご自身がこれまでの仕事を進める中で学んできたことを再確認できるとともに、体系的に理解することでより応用の幅を広げることができます。さらにご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講していただくことで、実際の仕事の中で考え方や視点、手順を活用することができるようになります。

仕事を論理的に考える力を向上できる

仕事のカタを活用すれば、仕事の内容に合わせてステップを踏んで考えを整理することができます。仕事のカタでは各ステップでの論理的な整理、ステップ間での論理的なつながりを重視しており、自分自身の考えに自身が持てるようになり、提案内容も説得力のあるものになります。本講義で概要を把握していただいた上で、ご自身の仕事の内容に合わせた研修(実践編)を受講されることをおすすめします。

基本カリキュラム

【トヨタ流仕事のカタ】講演形式トヨタ流仕事のカタとは?(概要) 基本カリキュラム

項目 内容 研修のポイント

時間
(目安)

1.はじめに 本日の目的 ・トヨタ流仕事のカタ開発の経緯 5分
2.一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つのカタ

①一般的な仕事の流れ(PDCA)
②トヨタ流4つのカタ
③改善・改革・革新の違い

・PDCAサイクルを回すための4つのカタとは?  10分

3.段取り・実行のカタ

①仕事の基本となる「段取り・実行のカタ」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 25分

4.改善のカタ
「問題解決ステップ」

①問題を迅速に解決する「改善のカタ(問題解決ステップ)」の概要、(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

5.改革のカタ
「課題解決ステップ」

①改革を実現する「改革のカタ(課題解決ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど) ・各ステップで考えるべき重要な視点 15分

6.革新のカタ
「価値創造型事業(商品)企画ステップ」

①新しい価値を持った商品・サービスや事業を企画する「革新のカタ(価値創造型事業(商品)企画ステップ)」の概要(考え方、事例、ツールなど)

・提案が通らない3つの壁
・革新のカタの特徴

10分
7.まとめ

①本日のまとめ
②質疑

  10分

研修で目指すゴール

一般的な仕事の流れ(PDCA)と4つの形の違いを理解する

技術職・事務職の仕事は大きく分けて4つあります。一つ目は段取りをしっかりと行い仕事を進めていく『段取り・実行のカタ』。このカタはすべての基本です。二つ目は悪いところを見つけて対策を打つ『改善のカタ』、三つ目はこれまでのやり方に囚われず大きく変える『改革のカタ』、そして新しい価値を創造する『革新のカタ』です。それぞれの形の特徴を理解していただきます。

4つのカタで考えるべき重要な視点と特徴を学ぶ

4つのカタそれぞれに対して、上手に仕事を進めるための考え方や視点、手順を理解していただきます。ご自身の経験と照らし合わせながら振返っていただくとさらに理解が深まります。

仕事におけるコミュニケーションの重要性を理解する

「仕事のカタを活用したコミュニケーション」によって考え方や視点、手順が共通言語となり、お互いのミスコミュニケーションを減らすことができます。「仕事のカタを活用したコミュニケーション」がなぜ有効なのか、どのように行えばよいのかを理解していただきます。

受講者の声

これまで何となく仕事には共通点があると感じていたが、本講義を受講することで仕事の進め方を体系的に理解でき、スッキリした。色々な仕事に応用できそうな気がする。
仕事の経験がそれほど多くないため、新しい仕事に不安を感じていたが、仕事のタイプによって上手に進める方法があることを知り、安心できるようになった。
自分の仕事では「段取り・実行のカタ」が一番しっくりくることが分かった。これまでよりもスピーディーに仕事を進められそうな気がする。次は実践編を受講し考え方や視点、手順を身に付けたい。
仕事の進め方の全体像がわかった。将来は管理職を目指しているので、それぞれのカタを使いこなせるようになりたい。経験とOJTに頼るのではなく、初めから仕事の進め方を体系的に理解しているとより早く能力を高めることができそうな気がする。
パワハラ問題防止の観点からも若手とのコミュニケーションに難しさを感じていたが、仕事のカタを使うことで早い段階から漏れのない指示ができそうな気がした。若手の能力向上にも有効だと思う。

担当講師

かつてトヨタ自動車に在籍し、現在もグループ会社を含めて研修やコンサルティングに従事している講師が、自身の体験談も含めてお伝えします。

ご相談・お問合せ

研修内容はお客様に合わせてご提案させていただきます。
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