株式会社トヨタエンタプライズ

トヨタ流問題解決研修 -実践コース-(全4回)

テーマ:

トヨタ流カイゼン(問題解決)ビジネススキル・マネジメント

対象者:

中堅社員管理職

「トヨタ流問題解決研修-実践コース-」は、問題の大小や問題が発生したフェーズにかかわらず応用できるトヨタ流問題解決の考え方を、少人数クラスで実践的に学ぶプログラム。
自業務の問題をテーマとして、解決につながる実践的な考え方や手法を学びます。

研修概要

受講対象
中堅社員・管理職
受講定員
~7名
※少人数クラスにより個人別にステップごとの指導を実施
研修日数
4日間(6.5時間/日)
受講方法
・集合形式(対面)
・オンライン形式(Zoom)
※他のWEB会議システムは要相談

トヨタ流問題解決とは?

トヨタ流問題解決は、今や海外でも広く知られ、多くの企業に取り入れられている考え方「トヨタ流カイゼン」をもとに生まれました。トヨタでは「モノづくりは、人づくり」の精神が創業期より受け継がれています。自ら問題に気づいて解決し続ける人材を育成することで、職場のカイゼン風土を醸成し、組織を常に進化させています。

トヨタ流問題解決の8ステップ

「問題解決の8ステップ」は問題の大きさや性質を問わず、問題解決を可能にするトヨタ独自の手法です。

実践を通じて「トヨタ流問題解決」の考え方や手法を深く習得することにより、幅広く漏れのない真因追及視点と、より多くの対策案を抽出するための視点を養います。
 
また、本研修の受講を通じて、論理的思考・コミュニケーション・資料作成・説明・発想力などのビジネススキルも向上します。

こんな組織・人におすすめ

  • 組織のメンバーが異動によって変わり、問題解決の手法が定着しない
  • トヨタの問題解決手法を書籍で読んだが、なかなか実際の業務に活かせない
  • 有効で一貫性のある問題解決手法を社内に導入し、成長し続けられる組織を目指したい

よく寄せられるニーズやお悩み

トヨタ流問題解決の手法を知りたい

トヨタ流問題解決の手法である8ステップは、すでに各メディアで数多く紹介されています。しかし、現状把握の仕方が曖昧だったり、属人的な解決法に帰結してしまったりすると、その効果を十分に実感することができません。
「理論はわかったけれど、実践しようとするとうまくいかない」「書籍を見ながらやってみたものの、問題解決に至っていない」という場合でも、この研修に参加することで、実際の問題をテーマに学ぶことができます。

カイゼンの考え方を定着させたい

「改善」というと「製品の品質」の改善の話であり、製造現場や工場に限った話だと思われがちです。しかし、そもそもトヨタでは品質を「アウトプットの質」や「仕事の質」、「職場運営の質」などと幅広く捉えています。また製造部門はもちろんのこと、事務・スタッフ部門を含む全職種を対象に教育を行うため、カイゼンの考え方・実践の土台が組織全体に根付いているのです。

トヨタ流問題解決研修-実践コース-は、社員一人ひとりが「品質のカイゼン」という問題解決を目指して、仕事の質向上に取り組めるようにするための研修となっています。

ビジネス上の問題を知りたい

ビジネスでは、自社に何らかの問題があると漠然と感じていながら、その問題がつかめず解決に至らないことも多くあります。トヨタ流問題解決研修-実践コース-では、最初のステップに「問題の明確化」がある8ステップに従って、見えていない問題や、表向きの原因とは異なる真因を発見する方法からレクチャーします。

研修を受講するメリット

実践を通じて問題解決の考え方を深く習得することができる

トヨタ流問題解決研修-実践コース-は、講師の話を聞いて知識をインプットする研修とは異なります。考え方を一通り学んだところで、実践を通してより深く手法を習得し、8ステップを自分のものにしていく方法です。

研修機会を活かして、実際の担当業務上の問題を解決できる

トヨタ流問題解決研修-実践コース-は、一般的な研修とは異なり、自業務で抱えているリアルな問題をテーマとし、実際に問題解決に取り組むのが特徴です。研修を終えた時点で事業部の問題が解決している、または解決の道筋が見えるようになります。

問題解決のプロセスを適切に評価できるようになる

トヨタ流問題解決研修-実践コース-の全カリキュラムを終えると、現実の問題に対する改善プロセスを「見える化」する力が身に付きます。「良い結果は良いプロセスから」の考えのもと、改善結果の良し悪しに左右されるのではなく、プロセスについて議論・評価できる人材の育成を目指しているのです。
「聞いて終わり」「知って終わり」の研修とは一線を画した、仕事の質を高めるための研修といえるでしょう。

基本カリキュラム

トヨタ流問題解決研修-実践コース-は全4回のカリキュラムで構成されており、半年から1年かけて8ステップを進めていきます。
研修は、ご希望に応じてカスタマイズが可能です。手厚く指導してほしい部分、研修にプラスしてほしい部分など、お気軽にご相談ください。

トヨタ流問題解決研修-実践コース-カリキュラム例

プログラム 内容
1回目

STEP1:テーマの選定と問題の明確化
STEP2:現状把握(問題点の特定)
STEP3:目標の設定

1回目は、問題解決の流れと8ステップの把握からスタートし、問題の明確化(自業務におけるテーマ選定)から、目標設定までを行います。
2回目 STEP4:要因解析

STEP5:対策立案

初回の振り返りを踏まえて「なぜなぜ分析」を行い、問題の真因を特定し、対策を検討します。
3回目 STEP6:対策実行
STEP7:結果と取組み過程の評価
STEP8:標準化と維持管理
2回目の振り返りを踏まえて、対策の実行から定着までのプロセスに移ります。
4回目 総括とフィードバック テーマに対する対策実践効果を全員で共有し、問題解決ステップを総括します。なお、8ステップをA3用紙にまとめた後は、講師による個別のフィードバックがあります。

研修で目指すゴール

問題点に気づき、適切な解決策を計画的に講じることができる

潜在的な問題に気づく力が身につき、まだ誰も気にしていない問題点に対して適切な解決策を策定することができるようになります。

現状を知り、真の原因を見極められるようになる

トヨタ流問題解決の始まりは現状把握です。研修を受けることで、表面的な問題に惑わされない現状把握の方法がわかり、真因を見極めた上で対処できます。

チームや部署内での共通言語になる

トヨタ流問題解決の8ステップが共通言語になれば、チーム内の誰もが同じ手法で問題解決に取り組めます。これにより、現状や問題解決の取り組み方の正確な把握や、取り組みの定着が図れます。

問題解決に対して主体的になる

研修を通じて、問題に直面したときの対応の仕方を知り、「問題を解決できる」実感を得ることで、能動的に問題解決に取り組めるようになります。

受講者の声

トヨタ流問題解決の手法は製造業向けの考え方だと思っていたが、業界を問わず活用できることがわかった
長年、自社流で問題解決に取り組んでいたが、トヨタ流と問題解決のアプローチが大きく異なっていたため、新しい考え方を習得できた
講師との1on1を通じて、個別にフィードバックをもらえるため、当事者意識を毎回実感しながら研修に参加できた
資料作成の仕方は今まで指導を受けたことがなく、問題解決以外の面でも多くの気づきと学びがあった
本で読み、興味を持っていたトヨタ流問題解決の手法が身についたので、チームに浸透できるようトヨタ流のマネジメント研修も受けてみたい

担当講師

トヨタ自動車やグループ会社の出身者を中心とした認定講師が、「トヨタ流」を伝承します。いずれも実際にトヨタ流問題解決を繰り返してきたプロフェッショナルです。実務経験を活かしたわかりやすい指導に定評があります。

ご相談・お問合せ

研修内容はお客様に合わせてご提案させていただきます。
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